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こんにちは、愛子Aikoです。

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(Hypoglycemia & Sugar dependent私が低血糖症を克服した方法まとめ)

 

■ダイエット依存症と過食症について

ダイエット依存症過食症、そんな風に書くと、すごく重たい感じがして「あぁ、病気だったんだ~」と一線超えた違う世界のお話に聞こえるでしょうか。それとも「ただダイエットのストレスに負けてドカ食いしちゃってただけでしょ?オーバーに言い過ぎ」と思われますか? 

 

本当のところは、どちらもちょっと違うし、ある意味どちらも正解です。ご経験のある方には痛いほど分かっていただけるのではないでしょうかストイックなダイエットとダイエット依存症の違い、ストレス発散のためのドカ食いと病的な過食症の境目ってすごく曖昧で、実は誰にでも陥る可能性があるのではないかと私は思っています。実際私は心療内科で診察を受けたとき、「体重の増減が10㎏に満たないので、病気ではない」と言われました。でも、それじゃあ当時の私は健全な状態だったのか? と聞かれれば、やっぱりそうは思えません。痩せることと食べることで頭がいっぱいの毎日は、本当に苦しかったです。

今日は、私がダイエットや食べ物に依存するようになったきっかけ、どんな風に辛かったのか、そしてどうやって克服したのかなどを詳しく書きます。過去の私と同じように悩まれている方にはもちろん、身近にそういう人がいらっしゃる方にも、ご覧いただければと思います。

 

■ダイエット依存症と過食症のはじまり ~age15~

はじまりは15歳のとき。中学校を卒業して高校に入る前の春休みに、軽い気持ちで夕食をドリンクに置き換え、人生初のダイエットをしました。スルッと痩せたことが嬉しくて、それから食生活や体型に気を遣うようになりました。これくらいなら何の問題もなかったと思います。

 

ストイックにダイエットし始めたのは、高校に入学してからのこと。私が通っていた中学校はとても厳しくて、自由な性格の私には窮屈でたまらなかったので、高校こそは自分に合うところで過ごしたいと思い、比較的自由な校風だと聞いた学区外の高校に入学しました。そのため、それまで仲良くしていた子たちとは別の高校へ行くことになり、友達作りは一からのスタートとなりました。

いざ入学してみると、聞いていた話とは全然違い私にとっては高校も窮屈で退屈なところでした。新生活に期待していた私は落胆し、希望を失くしました。それもあってか同級生とは馬が合わず、友達が出来ませんでした()。合わないのに無理に好かれるように頑張って皆と仲良くしたいと思えなかった私は、一人で過ごしていました。だけど思春期特有の、「友達がいないと思われるのが恥ずかしい」って気持ちもそれなりにあって……だからせめて綺麗でいなきゃって強烈に思ったんですよね。綺麗だったら可哀想に見えないから(書いていて恥ずかしいけど 笑)。それから私のストイックなダイエットが始まりました。そしてその反動で何か嫌な事があるとプツンと糸が切れたように大量に食べてしまうようになったのです。

 

2年生になるタイミングで、今度こそ本当に自由な校風の高校へ転入し、気の合う友達も出来て楽しく過ごしていたのですが、「痩せていなくてはならない」という一度芽生えた強迫観念からは逃れられず、ダイエットを止めることはありませんでした。

写真は高校の卒業式のものです。ガラ携時代はプリクラばかり撮っていて、写真を撮る習慣がなかったので、参考になりそうな写真があまり残っていませんでした……。全身写っているものを一応貼っておきます。わりとストイックにダイエットしてはいたものの、元々痩せやすい体質ではないので、ガリガリにはなりませんでした。今見ると太ってないですが、この頃はもっと痩せたいと思っていましたね~。

■1年半続いた、ダイエット依存症と過食症のピーク期 ~age18~20~

高校卒業後、私は芸能界での活躍を目指して上京し、一人暮らしを始めました。最初の半年は毎日が刺激的で楽しかったので、過食してしまうことはありませんでした。ただオーディションに受かるために、さらにストイックにダイエットするようになりました。自分史上1番痩せいていたのはこの頃。スリムと言うよりカスカスって感じで、今考えるとちっとも魅力的な体型ではありませんでしたが。栄養不足だったのか、鎖骨や腕のカスカス感がヤバいですね。まだ18歳なのに、顔のお肉や張りがないせいでほうれい線も目立っていました。

 

 

再び過食するようになったのは、上京して半年が過ぎた頃のこと。嫌なことがあって久々に過食しました。そのときは食後すぐに切り替えられて、これから定期的にストレス解消法として利用しようと思ったくらいでした。それからしばらくして、最悪の1年半の幕開けとなります。

引き金は風邪。珍しく高熱を出して2,3日まともな食事をしていなかった私は、快復し始めお腹が減っていることに気付きました。「こんなに何も食べていなかったんだから、今日くらい好きなものを食べよう」そう思いました。でも病み上がりでパジャマだし、買いに出かけるのも作るのも面倒。そこで私は、ピザをデリバリーすることに。ピザ1枚と、カルボナーラ1皿、パフェをペロリと平らげました(こんな量は序の口です)。他のことが上手くいっていれば、またすぐに切り替えることが出来たのだと思いますが、夢どころか生活費を稼ぐためのアルバイトすら上手くいっておらず、楽しみも自信もなかった私はそこから立ち直ることが出来なくなり、日に日に食べる量と頻度が増えていきました。

 

食べると一瞬だけ幸せになれる。今日は「食べる日」そう決めて普段我慢しているものを、買い物籠に入れているときからドーパミンは出まくり! 束の間の高揚感と解放感に病みつきになり、1ヶ月もしないうちに8㎏太りました。持っている服の半分以上は着られなくなりました。土台が気に入らないから、オシャレする気にもなれないし、鏡を見るのも嫌、そんな鬱々とした日々が続きました。

自分の見た目を嫌いだと思っていた時期なので、写真があまり残っていません。少しだけあったので載せておきます。太い部分(脚など)を上手く隠して撮っているので、ちょっと分かりづらいかもしれませんが、1番痩せていた頃との変化は確認出来るかと思います。太もものパツンパツン具合、見えるかな~。

 

今見返すと上半身は、1番痩せていた頃より断然、この頃のほうがいいんですけどね。体重と体脂肪率はかなり増えていたので、その数字にショックを受けていたことと、脚が太く、全く自信を持てませんでした。

●私っておかしいのかも、と感じたとき

1週間分のつもりで炊いた玄米5合を、炊飯器のまま一気に平らげたことき。

・大量に食べる私を心配した彼に、「もうそれくらいにしておいたら?」と言われ、”食べさせてくれないんだったら帰ってほしい”と本気で思ったとき(遠距離恋愛中でたまにしか会えなかったのに)。

・コンビニを出るや否や、我慢出来ずに菓子パンの袋を開けて貪り、帰宅した頃には買った食べ物の半分くらいがなくなっていたとき。

・バイト終了後、即コンビニへダッシュして、もらった日払いの半分を食べ物に使う日々が続いたとき。

・飲み会で、普段我慢しているものを食べること(または食べるのを我慢すること)しか考えられなくて、全然楽しめなかったとき。

●嘔吐しなかった理由は?

過食症には、嘔吐を伴う場合とそうでない場合があるのですが、私は後者でした。

その理由は・・・

・吐いたらチャラになるとは思えなかったから。

・吐くのが苦しいから。

・吐くことが癖付いたら、もっと治りづらくなると思ったから。

 

全ての人に当てはまるのかは分かりませんが、私の場合は嘔吐していなかったことで、治りが早かったのではないかと思います。

 

■3年間続いた、ダイエット依存症と過食症の慢性期 ~age20~23~

心も体も限界を迎えた私は、一旦実家へ戻ることに。ピークの頃よりマシにはなったものの、治ることはありませんでした。この頃には一度過食してしまうと切り替えるのにすごく時間がかかるようになっていました。一度のつもりの過食が二度三度と続くので、過食モードに入る度に太るようになりました。ダイエットしては過食してリバウンド、そしてまた躍起になってダイエットという負のループ。この頃お気に入りだった食べ物は食パンで、味変して一斤くらいはペロッと食べていました(笑)。夢に破れて帰ってきてしまったという挫折感が、痩せなくちゃという強迫観念と、食べたいという欲求を高めていたのだと思います。

ピークの頃より痩せたものの、なんだかパッとしない感じ。

■ダイエット依存症と過食症が治り始めたきっかけ ~age23~

何名かの先生のカウンセリングを受けましたがピッタリ合う先生には巡り会えず、1人の方のカウンセリングを継続することはありませんでした。それでも色んな先生が仰った言葉が、少しずつ私の中に蓄積されていたようで、なんだかふと「ダイエットを止めてみよう」と思えたのです。

それから体重計に乗るのを止め、食べたい物を食べたい時に食べたい分だけ食べるようにしました。その代わり1つだけ守っていたのが、満腹になったら必ず止めること。ダイエット中に食べ出すと止まらなくなる理由の1つは、明日にはまた食べられない日々が始まるからなんです。「今日はもうどうせ食べちゃったから、どれだけ食べても一緒。明日からまた頑張るから、今のうちにもっと食べておかなくちゃ」って思うからなのです。お腹が空けばまたいつでも食べられる思うと、満腹になったら食べるのを止めるということは、案外難しくありませんでした。あんなに食べるのが止められなくて悩んでいたのが嘘のように、胃袋を痛めつけるほどは食べなくなっていきました。

また太りはしました(一時は過食ピーク期くらい太りました)が、心は穏やかでした。太ももはパツンパツンですが、好きなものを食べて楽に過ごしていたので、生き生きしていました。なんだか表情も明るいですね。やっぱり上手にコンプレックスである脚を隠した写真しかありませんが(笑)。

そうして楽しく過ごしているうちに、再チャレンジしようという気力が戻ってきたのです。

■ダイエット依存症と過食症の快復期 ~age23~25~

ダイエットを止めたことで過食衝動が湧かなくなってきた頃、新しく所属事務所が決まり、再び上京することになりました。それを機に、さらに食べたい欲求は弱まりました(私はいつも、良い刺激があったときや、何かに夢中なとき、無駄な食欲が消えます)そして上京してからは、新しい環境に身を置き興奮状態だったのでますます食に走る必要がなくなり、過食衝動が起こることはしばらくありませんでした。
 
 

ただやっぱりオーディションに落ちたり傷つくようなことがあったり、モデルやタレントのお仕事がなくアルバイトばかりの変化がない日々が続いたりすると、食べたい欲求は強まりました。周りは細くて綺麗な子ばかり。元々そんなに細いタイプじゃない私は、やっぱり体作りを怠るわけにはいかなかったのです。頑張っているのに仕事が上手くいかないと、食べたい気持ちは強まるばかりでした。過食する日も、度々ありました。それでも、2度目に上京してから体型が変わるほど過食したことはありません。きっと、もう1度チャレンジすると決めたあのときから、確実に治りはじめてはいたのだと思います。

 

昔より好きなものを食べていましたが、パーソナルトレーニングを受けたり、糖質の摂り過ぎに気を付けたりしていたので、体型だけで言えばこの頃が自己ベストかな。でも精神的にはいい状態と言い切れない感じでした。今よりまだまだ食への執着心は強かったし、時々爆発しそうな日もありました。
 
 
 

随分良くなったものの、完全には食べ物への執着心が消えなかったのです。それをどうにかしたくて私は心理学を学び始めました。すると徐々に、過食衝動が湧かなくなっていきました。集中しているとお腹が空かないんです。そして充実していると、体が欲している分しか欲しくならないんです(脳で食べるということがなくなります)。学んだ知識のおかげというより、興味があることに没頭したことによって、私の過食症はどんどん治っていきました。

 

そして次に、血糖値と食欲の関係を知ったことも大きいです。体型のためだけではなく、食欲を安定させるためにも「低糖質、低GI値」の食事を心がけるようになりました。体型のためだけに糖質を控えていた頃はただただ辛かったのですが、自分の食欲を狂わせている原因の1つは、精製された糖質の過剰摂取と自覚してからは、「低糖質、低GI値」の食事を摂ることを我慢とは感じなくなりました。痩せるため、スタイルアップのためだけではなく、健康に良いのだとちゃんと認識したことが良かったようです。

 
さらに再びダイエットを止めました。体のために、食べてはいけないものだけではなく食べなくてはいけないものまで決めて徹底していた食生活も、運動も、体重測定も、全て止めました。食べたいときに食べるだけでなく、食べたくないときには食べない自由を取り戻しました。するとますます食欲は正常に戻っていきました。1人前の食事で胃袋だけでなく心も満たされたとき、コンビニで見かけたスイーツにまったく興味が湧かなかったとき、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。ダイエットを止めて最初はやっぱり太りました。先ほどの写真より脚がムッチリしてきたのが確認できるかと思います。
 
 

でも徐々に食べる量が落ち着き、体型も戻っていきました。

 

■ダイエット依存症と過食症を克服した方法まとめ

私がダイエット依存症と過食症を克服した方法をザックリまとめてみました。各項目をクリックしていただくと、詳細を書いた記事に飛びます!

 

・勇気を出してダイエットを止めてみた。

「ダイエットを止められないのが、ダイエット依存症なのに?止められないんだって!」と思われた方、ごもっともです。お気持ち、本当によく分かります。項目をクリックしていただくと詳細を書いた記事に飛びますので、ぜひご覧ください。

・興味があることに没頭する時間を増やした(好きな事と嫌いな事を明確にし、心地良く過ごせる時間を増やした)

低糖質GI値食をべースにし、血糖値を安定させるようにした。

・胃袋のベースを満腹から空腹へ戻した(お腹が空いていないときは食べない、食べたくないものはたいべないようにした)

べたいときは、我慢せず食べたいものを食べるようにした(食と美を両方満喫できるベストバランスを確立した)。

・いい女スイッチをオンにして食べるようにした。

・過食したくなったら、「過食day」を設定し、食べたいものを書き出すようにした(行きたいお店もストック)。

・過食症は食べ物中毒(食べることによって分泌されるドーパミンに依存している状態)でもあるということを理解した。

 

■最後に残った問題 ~age26~29~

過食衝動が消えダイエットから解放されて、以前よりずっと過ごしやすくなりました。その代わり今度は、食べることと痩せることで今まで紛れていたものが、浮き彫りになったのです。それは、どうしようもない虚無感でした。

 

食べても食べても食べたかったのは、生きている実感が欲しかったから。そして食べることでしかそれを得られなかったのは、自分を愛すための材料を探すことだけに意識が向いていて、目の前の人や物事に心を向けられていなかったから。その瞬間に集中できていなかったからです。食べることと痩せることに頼れなくなった私は、虚しさを誤魔化す術を失いました。あぁ、ここからが本番かもしれない、そう思いました。

 

それから私は、美容サイトや自身のブログで、これまでの経験を元に、ダイエットや美容、心と体のことを綴るようになりました。長い間忘れていましたが、書くことは幼い頃から好きな事の1つでした。好きな事に没頭する時間が増え、また少し、穴が埋まっていく感じがしました。急に虚しさが消えたというわけではありませんが、自分に嘘や無理がない状態で過ごすこと、目の前の人や物事に心を向け集中すること、を心がけ日々過ごすごとに、私の心は満たされていきました。

 

■楽しく理想のスタイルを目指せている今 ~age31(2018年11月時点)~

こうして少しずつ楽になっていきました。過食しなくなってからも数年間は、食べ物への執着心や太る恐怖を抱えていましたが、少しずつ、でも確実に薄れていき、気付けば大量に食べたいという欲求は綺麗さっぱり消えていました。今でも普通に食いしん坊だし、人から見るとたぶんわりとストイックに体作りをしているし、一見何も変わっていないのかもしれませんが(笑)。だけど、私自身の感覚は全く違います。本当に楽。体型が変わるほど食べ過ぎることも、またそれだけ食べたいと思うことももうないし、体作りがストレスになることもありません(好きでやっているだけなので)。

 

 

過食症が治りはじめた頃は、体型を意識するとまた昔みたいに戻っちゃうんじゃないかと、食生活に気を遣ったり、エクササイズをしたりするのが怖くて、出来なかった時期もあります。健全な食欲を保つためには、理想のスタイルは諦めなくちゃいけないのかな、と思ったこともありました。

 

だけどそんなことはありませんでした!今の私は、食を満喫しながら、楽しく理想のスタイルを目指せています。今も引き締めたい部位や、変えていきたい箇所はありますが、もう昔みたいに苦しさはありません。食欲と美欲は、両方ちゃんと満たせるのだと分かりました。

 

自分に合うダイエット法を確立したことで、私は楽に理想の自分を目指せるようになりました。だから今体型のことやたくさん食べてしまうことで悩まれている皆様が、ご自分にピッタリのダイエット法を確立し、ストレスなく好きな自分で過ごせるよう、ブログを通してお手伝いできたらいいなと思っています。

 

 

おわりに

今回は、私のダイエット&過食歴について書きました。これでも随分削ったのですが、長くなりましたね~。何時間でも話せそうなので、気が向いたら動画も作ってみようかな。最後までご覧くださり、ありがとうございます。次回からはおすすめの食事法や食材、グッズ、心の持ち方などをご紹介していきますね!

 

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1件のコメント

  1. 過食症の克服の参考ありがとうございます。確かに過食症になったらダイエットが出来なくなってやめておいた方がよろしいですね。実は私も10年以上過食症でずっと治っておりません。ちなみに過食症嘔吐はしません。私は生まれてから現在でも周りの人達と比べて体型や体重がすごく肥満体でございます。ちなみに地味で目立たなくて影が薄い自分です。また周りの人達にもすごく肥満体であるとよくいじめられまくりました。実は私は大食いがものすごく得意分野でどの大食いメニューでも全く余裕そのものです。身体は小さいですけど身長は151cmです。体重は恥ずかしいですけど52Kgあります。すごく肥満体そのものです。自分で自覚しております。私は普通の女性と比べるとすごく肥満体だと正直悩んでおります。あなたが過食症頑張って克服したのはすごくすばらしいです。年齢は32歳の女性で来月8日で33歳の誕生日を迎えます。すごく長文です。

    冨松碧

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