こんにちは、愛子です。
(Diet addiction& Bulimia/ダイエット依存症と過食症について)
(Hypoglycemia & Sugar dependent/私が低血糖症を克服した方法まとめ)
先日から、私がダイエット依存症と過食症だった時期の話や、どうやって快復したのかなどを書いています。今日もそのきっかけの1つについて書きます。
【Contents】
■過食症が治ったきっかけの1つは、ダイエットを止めたこと
タイトルでもうお気づきだと思いますが、ダイエット依存症と過食症を克服した方法の1つ、それは「ダイエットを止めたこと」です。
「ん?ダイエットを止められないから、ダイエット依存症なんだよ!」と言う声が聞こえてきそうですね。仰る通りです。
でも止めたんです。
・食事制限を止めた。
・体重計に乗るのを止めた。
・体型のための運動を止めた。
たったこれだけのことを止めるのに、とても勇気がいりました。どうして止められたのかを考えてみると、もう限界だったから、そうせざるを得なかったという気がします。もう頑張れなくなり、それがいい方向に働いたという感じ。「過食症を治すために」という前向きな気持ちではなく、「あーーーーー、もう、疲れた」という諦めに近い気持ちで、ダイエットを止めたのです。「黒革の手帖」というドラマの中で米倉涼子さん演じるホステス元子が、ベッドに一人横たわり「疲れた」と呟くシーンがあるのですが、その「疲れた」に、なんだかものすごく、ものすごく共感したのを今も覚えています。
話が逸れてしまいましたね。ダイエットを止めるための明確な方法をお伝え出来ずすいません。ただ誰にでも、限界は来ると思うのです。そのときが、痩せることから解放されるときだと思ってください。大丈夫です。必ず頑張れなくなる日が来ますから。そんなとき、どうかご自分を責めないでくださいね。むしろ良い兆候なのですから! 心身の健康を取り戻したら、また理想のスタイルを目指せるので安心してください。そしてそのときは、もっと楽にね。
ダイエットを止めていたとき私は、これまで我慢してきたもの(甘い物も塩辛いものも、とにかく炭水化物)を、食べたいなと思ったときに満足するまで食べていました。そのときに1つだけ徹底していたのが、満腹になったらやめることでした。そんな当たり前のこと?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ストイックにダイエットしていた頃は「明日からまた我慢の日々が始まるから、どうせ食べちゃった今日、もっと食べておこう」と思ってしまい、気持ち悪くなるほど食べなければ、食べるのを止められなかったのです。
お腹が空けばまたいつでも食べられると思うと、お腹が満たされれば食事を終えるというのは、案外簡単なことでした。お腹が空けば食べて、いっぱいになれば食べるのを止めるという当たり前のことを繰り返すうちに、食への執着心が薄れていき、心の飢餓感も消えていきました。ホールケーキにフォークを突き刺す妄想をすることも、なくなりました(笑)。
こうして、「痩せていなくちゃ」という強迫観念に囚われたまま、それでも思い切ってダイエットを止めてみたことで、私の過食症は治っていきました。
■ダイエット依存症が治ったのは、モデル体型じゃない自分を受け入れられたから
ダイエット依存症が治っていたった、つまり「痩せていなくちゃ」という強迫観念が消えていったのは、好きなものを好きなだけ食べて楽に過ごしている自分の容姿が、そんなに悪くないと思えるようになったからです。人からはどうだったか知りませんよ(笑)。こういうときは主観が大切ですから。
ストイックにダイエットしていた頃に比べると太りはしましたが、「こんなに好き放題食べて、楽に過ごしていてこれだったら、まあいっか」と想えたのですよね。逆にストイックにダイエットしていた頃は「こんなに頑張ってもこのレベルか」と、自分の悪い面ばかりに目がいき、コンプレックスがより強まっていた気がします。
不思議ですが、楽に幸せに過ごしていると、自分を見る目も甘くなるのですよね。自分を好きになりたくてストイックに頑張るのに、自分に厳しくすればするほど、欠点ばかりに意識が向いて自分のことが嫌いになっていくんです。
頑張るほど自分が嫌いになる、そんな負のループから私が抜け出せたのは、体型のことなんて何にも気にせず、子どもの頃のように楽に過ごしたからでした。
■ダイエットを止めたことで、食欲が正常に戻った
長年体型のために、食べてはいけないものや時間帯だけでなく、食べなくてはいけないものや時間帯まで決めて、徹底して食事管理を行ってきました。食べたいときに食べたいものを我慢し、食べたくないときでも食べたくないものを食べてきたわけです。その結果、私は本当の食欲がよく分からなくなっていました。
●食欲には2種類あります!
・生理的食欲(本物の食欲):体の欲求。体がエネルギーを欲しているとき(血糖値が下がったとき、胃袋が空っぽになったときなど)に湧く食欲のこと。
・認知的食欲(偽物の食欲):心の欲求。美味しそうなものを見たとき、好物の匂いを嗅いだとき、暇なとき、ストレスがたまったときなど、体の状態とは関係なく湧く食欲のこと。
食べるのを抑えたほうがいいのは、認知的食欲が湧いたときです。逆に我慢せずしっかり食べたほうがいいのは、生理的食欲が湧いたとき。つまり体が欲しているときです。私の場合は、生理的食欲を無視することで食欲が狂ってしまい、認知的食欲が湧きやすくそれに騙されやすい状態になっていたと思われます。
ダイエットを止めたことで、生理的食欲にちゃんと気付けるようになり、それに素直に従って食べることで、認知的食欲が湧きにくく、湧いてもそれに騙されにくくなりました。
おわりに
過食症やダイエット依存症克服につながったことは他にもたくさんあるので、またご紹介しますね。
そして今日は、ひとまずダイエットを止めてみることの効果について書きましたが、健全な食欲を取り戻せば、食事を楽しみながら理想のスタイルを目指して体作りを再開することも出来るので安心してくださいね♡ ダイエットを一生止めましょうというお話ではありませんから。
もちろん「不健康なほど太りさえしなければ体型のことは気にしない」という考え方だってありですから、体作りをしたい方に限りますが。価値観や美的感覚は人それぞれですからね。ではでは、また更新します!
(↑先日、和菓子やバームクーヘンで有名な、たねや、クラブハリエ系列のLA COLLINAへ行ってきました♡ 自然がいっぱい、可愛いくて美味しそうなお土産がたくさんありましたよ♪)